「結論から話して」を略さずに言うと・・・
私は朝6時に起床して、飼い犬のポチに餌を与えました。ところが明日の餌が足りないことに気付いのでお父さんに餌代の5000円を貰い、午後に叔父さんの店へ買いに出かけることにしました。叔父さんは2km離れた隣町でペットショップを営んでいます。一方、私の家は釣具店です。よく餌を買いに来るお客さんは3,40代の人が多いですが、常連客の最高齢は隣に住んでる81歳の鈴木さんです。3年前子犬だったポチを譲ってくれたのはその鈴木さんの娘さんです。鈴木さんの娘さんは私が小学校2年生のときの担任の先生でした。私は算数が苦手でしたが、先生の面白い授業のおかげで算数が好きになりました。その先生は来年隣町の小学校の教頭になるようです。どんなプレゼントをしたらよいか教えてください。
イライラしましたか?失礼しました。
「結論から話しなさい」という言葉ををよく職場で耳にします。指摘されてる側の話を聞いてると、だいたい結論に至る前提に不要な情報が混ざっていて話が長い。聞き手は結論が分からないから、不要な情報かどうか判断できず全て聞こうとしてしまう(ここで疲れてイライラしてくる)。でも全ての情報を記憶することが出来ず、話者が結論に至ったころには必要な情報が欠落して的確な返しが出来なくなる。
悲しいことに、伝えるのが上手くないと自覚して、伝えたいことをメモに書き出してみたり、でも分かりづらいから色々と補足を付けてみたり、的確な情報を相手に伝えようと準備すればするほど結局情報過多になる人もいるのです。メールとかチャットでありがち。
聞き手としては、何の話なのか(報告とか相談とか)はじめに簡単に言ってくれれば、補足情報の中からこちらで取捨選択して理解するので結論から話して欲しいと感じるのです。 これが「結論から話して」に略されてしまうのです。
与えられる情報量が少なすぎて「結論から話して」になる場合もあるんですけどね。
相手「このツールの使い方をもう一回教えて下さい」
自分「ええで。これをこうやって、こうであーで~」
(10分)
自分「こんな感じで使います」
相手「そうですか・・・でもツールの出力内容が変なんですよね」
自分「私の10分間を返して(「出力内容が変」って最初から言って)」