IT企業を退職しました。
退職した会社について
地元密着型の中小IT企業です。
開発メインだったり、ニアショアメインだったり、技術者派遣だったり、顧客の業種が偏っていたり(金融とか)するIT企業が多い中、
ほぼ元請けかつ顧客の業種も多岐に渡る企業でした。(今となっては過去のはなし)
ちなみに私が所属していたのは開発部署ではありません。
退職理由
時代に逆行した経営に変わって行くのを感じ、ずっとこの会社で働く未来が見えなくなったため退職を考え始めました。
IT企業なのにコストカットのためあらゆるシステムを廃止して紙運用を始めたり、業務は二の次で幹部と飲み二ケーション、技術力は三の次、鶴の一声でコロコロ変わる経営方針、セクハラ、パワハラ・・・。入社当時の面影は残っていません。
そして不信感が強まる大きな出来事をきっかけに退職を決意しました。
鶴「〇〇は年齢が行ってるから切った。これで年間×××万円コストカット。次は△△を切る」
〇〇さんも△△さんも優秀なベテランで、退職されたあと現場が大変な思いをしていたのも知ってますし、そもそも本人たちは辞めるつもりは無かったようです。
社員のことを「人財」と言いますが、大事にしなければいけない「財産」という意味ではなく「コスト」として捉えてるんだなと思いました。
明日は我が身。私は退職願を出しました。転職先も決めぬまま・・・
好きな映画に「秒速5センチメートル」という作品があるのですが、その中にこのような台詞があります。
「この数年間、とにかく前に進みたくて、届かないものに手を触れたくて、それが具体的に何を指すのか、ほとんど脅迫的とも言えるようなその思いがどこから湧いてくるのかも分からずに、僕はただ働き続け、気づけば、日々弾力を失っていく心がひたすら辛かった。そしてある朝、かつてあれほどまでに真剣で切実であった思いがきれいに失われていることに僕は気付き、もう限界だと知ったとき、会社を辞めた。」
学生の頃は聞き流していた台詞ですが、いま聞くと結構胸に来るものがあります・・・
- 出版社/メーカー: コミックス・ウェーブ・フィルム
- 発売日: 2007/07/19
- メディア: DVD
今後について
就職先はすぐ決まりましたが、特定の分野に限らず、いろんな勉強をして視野を広げていきたいと思っています。 今後もジャンル限らず気になる事などざっくばらんに記事を書いて参りますので、よろしくお願い致しますm(_ _*m